粉タイプの殺虫剤

粉タイプでホームセンターで良く見かける商品は虫コロリアース。
皆さんも見たことはあるでしょうか?
写真左はお徳用2,2kgの商品です。
右はシャットアウトSE。今のところネットでしか売っているのを見たことがありません。
虫コロリアース:シフルトリン(ピレスロイド系)、プロポルクス(カーバメート系)。
シャットアウトSE:エトフェンプロックス(ピレスロイド系)、カルバリル。
シフルトリンは液状で使用しやすいサイベーレ0.5SEの主成分でもあります。
シャットアウトSEのエトフェンプロックスもピレスロイド系の物質であり、広域に効果が出るとなっています。
カルバメート系はピレスロイドの効果を高めるために入っているコリンエステラーゼ阻害剤です。
使用した印象としては、どちらもそう変わらないかな。と私は思っています。
注意:どちらも魚毒性が高いので、撒いた後に殺虫剤が川などに流れないように注意してください。
粉タイプのメリット・デメリット
メリット:即効性・低価格。
デメリット:雨に強いとありますが、そうは思いません。流れます。
そして一番のデメリットは人体への暴露です。
どのように撒こうとも、粉が舞います。いつもうまい撒き方がないか考えていますが、今のところ、これから紹介する撒き方がベストかと考えています。
前にまともに吸ってしまい2.3日間、のどに炎症が起こったように痛かったことがあります。
本当に要注意です。
最近は撒いた後にお風呂に入ったり、うがいを十分するようにしています。
N95などの高性能マスクの使用を推奨します。
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これは朝に掃除をして、夕方帰ってきてから撮った写真です。
たった9時間程度でこれだけ★んでました。
状況:一週間前に水切り部分にサイベーレを撒いたのですが、生きている個体が玄関から数匹入ってきていたのでシャットアウトSEを昨日、軽く撒いた所です。
動いている個体はほとんど無く、シャットアウトSEの即効性が出ていると思われます。
サイベーレは遅効性。触れた虫類はそのうち死にますが、死ぬまでに時間がかかります。
暴露の少ない噴霧法(自己責任)
順に説明していきます。
出る量を調節出来て、いい感じ。動画はわかりやすいように、多めに撒いています。これだけ舞います。
普段は暴露が嫌なので、急いで撒きます。量も場所も適当にばばっと。
かなり無駄だと感じていました。
これならピンポイントで撒けそうです。
先端を地面に近づけてそーっと撒いたら、そこまで粉が舞いませんでした。
比較的細かく撒けている動画も載せました。
玄関の隙間など、これで撒きやすくなると思います。
注:風が強かったので、音に気を付けてください。
夜間に大量発生していたヤスデに、プラ瓶で虫コロリアースを軽く噴霧した翌朝。
黒い点はすべてヤケヤスデの★です。
サイベーレを噴霧していない(噴霧しても雨で流れてしまう)場所です。
やはり、サイベーレだけでは無理ですね。
粉も必要と感じます。
まとめ
皆さん、いかがだったでしょうか。
粉タイプは即効性があり安価なので多用したいのですが、暴露が問題です。
基本的に、散布は 風下から風上 に向かってしましょう。
逆にしてしまうと、風上で舞った粉を風下で吸ってしまいます。
効くのはわかっているが、使いたくない。または買ったけど使っていない。
そんな方もいると思います。
★いくら注意して散布しても舞うことは避けられないですが、少しでも暴露が減ればと粉系殺虫剤の使用法をまとめてみました。
今考えているのは、「もっとノズルを長く出来ないかなぁ」です。長ければ、それだけ離れられますからね。
また良い改良が出来たら報告します。
閲覧ありがとうございました。
他の虫対策の記事は→こちら
追記
粉での噴霧は気を付けていても、かなり舞います。
確かにコストパフォーマンスにおいては粉は優れています。
しかし、鼻や目、のどの調子が悪くなるので、大量のヤスデが発生した時以外は使わないようにしてします。
撒いた後にかなり空中に舞うのを見てちょっと苦手になりました。
現在はサイベーレを主に使用しています。こちらは液状ですので暴露はかなり低いです。
サイベーレの使用方法について→こちら。
サブとしてピンポイント使用している虫コロリパウダースプレーについて→こちら。
再追記 2019/09/23

台風の通過後、大量のヤスデが道路挟んで向かいの林から玄関付近へ出てきました。
夜に気付いたので軽く粉剤(シャットアウトSE)撒き、翌朝の状況です。
散布量は、この範囲で20~30g撒きました。
赤丸がヤスデの死骸になります。
やっぱり用途次第で、異常発生時は粉も必要と感じます。
掃除の跡に、かなりの雨でサイベーレも落ちたと思いますのでサイベーレを撒きました。
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