まさか連日で遭遇とは
夜中、昨日の群れが気になって見回りをしたら、また群れに遭遇。
何と、雨も降っていないのに群れで芝の上を移動していました。それも群れを3つ発見。
今回も親を探しましたが、見つからず。
●産まれたばかりなので固まっていたと思ったのですが、違ったようです。群れは外敵から身を守るために団体行動をしていたと私は考えています。
シャベルでつつくと、群れ全体が一つの生物のようにうごめいていました。
とりあえず捕まえて、ひと眠り
小さいし柔らかいし、捕まえにくい芝の上との悪条件もあり、全部は捕まえられませんでした。夜中の2時だったのもあり、虫捕獲用の箱に水を少し入れて就寝・・・
朝
ふたを開けると生きている個体はだいぶまとまっていました。
まとまり行動は習性のようです。
予想外だったのは、容器を傾けていたので深さ2mm位の水たまりが出来ていたのですが、ふやけたようになって死んだ個体が結構いました。
皮膚呼吸が出来なくて死んだと思われます。
じめじめな環境が好きですが、長時間体が浸かってしまうほどの水はダメなようです。
なので、ウズムシは予想から除外します。
箱の上部で生きながらえていた個体も少し白くなってふやけた様子がうかがえます。
退治(直接的駆除)方法
コウガイビルの退治方法をネット上で調べてみましたが
・「ナメクジやカタツムリを食べる良い奴ですから、そのまま逃がしてください」
・「退治は無理です。箸でつかんで見えないところに」
・「エサとなるナメクジを駆除しましょう」
この3つばっかりで、直接的な駆除方法は書いてません。
中には・「何も悪さをしないのに殺すのですか?」と言う人も。
私も今までのように1~2匹でしたら何ともありませんが、いた数が問題。
2日間で数百匹を見せられたら流石に駆除を考えます。
ちなみにナメクジ、カタツムリはマイマイペレットで駆除してますから、たまに単体でいるのを見る程度です。
なので、ナメクジ・カタツムリの間接的駆除は該当しません。
やはり直接駆除しかありませんね。
その前に
ふと、「本当にコウガイビルだろうか?」と疑問がわきました。
それこそナメクジじゃないのかと考えましたが、以前撮った写真で解決しました。
こちらの写真。
かなり拡大されていますが、1~2mm程度しかないカタツムリです。
キチンと触角が出ています。長さも全く違います。
これでナメクジとカタツムリは除外できますね。
直接的駆除
まず今回の駆除は、試験管で行うようなIn vitroの実験に近いですので実際の現場で使用できるかどうかはわからないと思って閲覧ください。
また、コウガイビルでない事が後で判明するかもしれないこともご了承ください。
方法としては、外力的侵襲と化学的侵襲を考えました。
要は
力を加えて殲滅するか何かをかけて殲滅するか。
外力的は下手をすると分裂も考えられるし、個体が小さく殲滅するのは難しいと考えましたので今回は除きます。最終的には外力的が一番確実だとは思いまが、なるべく簡単に駆除したいので何かをかけて駆除する方法で行きたいと思います。
コウガイビルと想定して、使えそうな点をまとめると
・皮膚呼吸する。
・皮膚が粘液で守られている。
・乾燥に弱い。
やはり乾燥させて殲滅がよさそうです。
また、即効性や殲滅させることを考えると有機系溶剤かアルコールあたりがよさそう。
本当は土に影響の少ない木酢酢や洗剤などを試したいところですが、濃さの調節などを考えている余裕は今回なかったので、パーツクリーナー(ホームセンターのバイクコーナー等で売ってます)で試してみました。
結果
長々と書いてもしょうがないので結果だけ。
短時間で殲滅するだけの効果はありました。
パーツクリーナーには速乾性と脱脂の効果があり、対象を乾燥死させたと考えます。
但し、これはやむなく使う手段として残しておこうと思います。
実際には芝の上や土のある場所で遭遇することが多いので、使いにくい方法であると言えます。
しかし、キチンと駆除できるとわかったので、少し安心しました。
もし次があれば、更に実践的なアルコールの噴霧か木酢酢の噴霧を試そうと思います。
また、大きい個体にも効果があるか実験しようと思います。
閲覧ありがとうございます。
だれか、この生き物が何かわかる人がいましたら、是非ともコメントをお願いしたいです。
→クロバネキノコバエと分かるまで。その③に続く。
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